本文へ移動
SOLOTORI

TRIPQUEST

特徴的な外壁は「デコボコのレンガ」?「キレイなレンガ」?調査しよう!

東京藝術大学赤レンガ1号館のクエストは、調査で顕になった外壁のレンガからです。 特徴的な外壁は「デコボコのレンガ」?「キレイなレンガ」?調査しよう! このクエストは、保存運動の際に外壁の調査でレンガが露出したことから生…

東京都・台東区位置情報・キーワード2026/10/1 - 2027/3/31もくもく建造物・史跡
特徴的な外壁は「デコボコのレンガ」?「キレイなレンガ」?調査しよう!

東京藝術大学赤レンガ1号館のクエストは、調査で顕になった外壁のレンガからです。
特徴的な外壁は「デコボコのレンガ」?「キレイなレンガ」?調査しよう!
このクエストは、保存運動の際に外壁の調査でレンガが露出したことから生まれています。

東京藝術大学赤レンガ1号館

東京藝術大学のキャンパスに佇む赤レンガ1号館は、1880年にその歴史が始まりました。
当初は、教育博物館書籍閲覧所の書庫として建てられたこの建物は、後に東京美術学校の文庫書庫として、また東京芸術大学での美術・音楽教育の一翼を担ってきました。
その後、電話交換室や教職員の社交の場など、さまざまな用途に転用されながら使われ続け、2005年に耐震補強工事が施され今の姿となりました。

西洋建築を学んだ工部省技官の林忠恕(はやしただひろ)設計によるもので、明治時代の建築技術を現代にそのまま伝える貴重な建造物です。

2009年には建築から約130年の時を経て、東京都選定歴史的建造物(東京歴建)に選定されました。

解体危機を救った赤レンガ

その歴史は決して平穏なものではありませんでした。
1923年の関東大震災によって2階の外壁の一部が大きく崩落。
修復の際に、外壁全体をモルタルで塗り籠めました。
その爪痕を覆ったモルタルは、やがて古び、誰にも見向きをされない廃墟然とした姿となり、ついには1978年に校舎の拡張のために取り壊しが決定したことがあります。

その危機に直面し、当時東京芸術大学の建築科助教授だった前野まさる氏が独り取り壊し反対を唱え、保存運動が始まりました。
なかなか覆らない決定を前に、ようやく得られた「デザイン調査」を最後のチャンスとばかりに、学生たちとともにモルタルを剥がすと、なんとそこに美しいレンガが姿を現しました。
それを見た他の教授らから「美しいものは残そう」という声があがり、とうとう解体の決定が覆りました。

上野の杜という、教育・文化芸術の拠点が集まる地にふさわしい、日本の教育のルーツを知る歴史の証人であり、東京藝術大学のシンボルの1つです。

建物は道路沿いにあるので、いつでも眺めることができます。
ぜひ休日にでも訪れてみてください。

開催・訪問情報

営業時間:平日 午前10時~午後4時

定休日:土日祝日(美術館・奏楽堂等の催時を除く)

アクセス・問い合わせ

【JR各線 上野駅】 上野公園口より徒歩10分
【東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅 】7番出口より徒歩15分