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熱海市2026/06/30

海を見下ろす畑で、梅を仕込む。ひとり旅好きが集った初夏の熱海

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海を見下ろす畑で、梅を仕込む。ひとり旅好きが集った初夏の熱海

海を望む畑で、梅しごと

熱海駅から車で山側へ。坂をのぼった先にある「たからのはたけ」は、説田さんご夫婦が営む農園です。畑に立つと、眼下に相模灘が広がっていました。みかん、キウイ、いちじく、アボカド、そして梅。海を見下ろす斜面に、季節の実りがゆたかに育っています。

海を見下ろす斜面に広がる農園「たからのはたけ」
説田さんご夫婦が営む農園「たからのはたけ」

季節ごとにさまざまな実りがありますが、この日いちばんの主役は、たわわに実った梅。梅シロップ用の青い実は、枝からひとつずつ摘んでいきます。

いっぽう、黄色く完熟した実は、木の下のビニールシートに落ちたものを拾い集めます。これがなんとも夢中になる作業で、虫に食われていないきれいな実を探すうちに、宝探しのような気分に。
完熟梅の甘酸っぱい香りにつつまれる、しあわせな時間です。拾った完熟梅は持ち帰りOKとのこと。わたしも初めての梅ジャム作りに挑戦しました。

梅シロップ用の青い梅の実と木の下で拾う完熟の梅
梅シロップ用の青い実と、木の下で拾う完熟の実

ひとり一瓶、夏のしこみ

収穫のあとは、梅を洗ってよく拭き、瓶に梅と氷砂糖を交互に詰めていきます。同じ材料でも、詰め方には不思議とその人らしさが出るのがおもしろい。蓋を閉めれば、自分だけの梅シロップのできあがり。仕込んだ瓶は、そのままお持ち帰りです。

小瓶に梅と氷砂糖を詰めて梅シロップを仕込む様子
ひとりひとつ、小瓶に梅シロップを仕込みます

梅仕事を終えた後は、みんなでしばし団欒タイム。まずは、昨年仕込んだ梅シロップを炭酸水で割った梅ソーダ。甘酸っぱくて、思わず笑顔になるおいしさです。
さらに、冬にたからのはたけでとれた2種類の柑橘の冷凍果汁も。果汁そのものの味わい深さに、みんな感動。とくに大人気だという湘南ゴールドは、さわやかな味が格別でした。畑の風に吹かれながらいただく一杯は、最高でした。

朗らかな説田さんご夫婦と梅ソーダ
朗らかな説田さんご夫婦。甘酸っぱい梅ソーダをいただきました

畑のあと、スイーツランチまで少し時間があったので、車で伊豆山神社へ立ち寄りました。前日に自分で階段をのぼって参拝したという方もいましたが、約800段の長い石段に「大変そう…」と諦めていた方々には、車でのお参りを喜んでもらえました。絶景を眺めつつお参りをしたら、いよいよお待ちかねのスイーツランチへ向かいます。

伊豆山神社の境内と海の眺め
スイーツランチの前に、伊豆山神社へ立ち寄りました

ランチは、ご褒美みたいなスイーツプレート

向かったのは、熱海で人気のデザート専門店「Choud La mer(ショーラメール)」。ショーケースのケーキから選ぶこともできましたが、この日は全員、注文を受けてから一皿ずつ盛りつけてくれるアシェットデセールをチョイス。

甘いものを囲むと、自然と会話もはずみます。はじめましてだったはずなのに、気づけば「これおいしいね」と笑い合っていました。

注文を受けてから盛りつけるアシェットデセール
注文を受けてから盛りつけてくれるアシェットデセール

参加された方の声

参加された方からは、アンケートにこんな声が寄せられました。

  • 本当に全部良かったです。特に「たからのはたけ」での時間が最高でした。帰ってからも梅の瓶をみて楽しかった〜と反芻しています。またこのようなイベントがあったら参加したいです。(50代)
  • 前から気になっていましたが、今回初めて参加してみて、とても楽しく過ごせました。たからのはたけの方の生き生きとした姿に元気と豊かな気持ちをもらいました。地域の情報も教えていただき、またこのエリアに旅してみたいです。日帰りのひとり旅はしていましたが、ひとり泊は初めてでとてもよい思い出となり、これからも楽しもうと勇気をいただきました。次の企画も楽しみにしています。(60代)
  • 最近ずっとひとり旅ばかりだったのですが、ひとりは楽な反面、ふとした瞬間に誰かと共有したい!と思うこともあったりするので、初対面のひとり旅同士で集まるというのが新しい発想だなと思い、勢いで参加させていただきました!新しい経験ができて、自分の中で楽しいと思うことの選択肢がまた増えました。また、こんな体験型のイベントに参加したいです!とても楽しかったです。(20代)


少人数だからこそのゆったり感や、スタッフと近い距離で過ごせたことも、好評でした。満足度をうかがう設問では、ご参加いただいた5名全員が、最高の評価。企画した側として、本当にありがたく受け止めています。


梅シロップになるころに

仕込んだ梅シロップは、これから少しずつ砂糖が溶けて、夏ごろから飲みごろを迎えます。すぐに飲みきらず、じっくり一年ほどかけて味わってもいいそうです。

畑と海の景色を思い出しながら、ひとりの時間にも、誰かと囲む食卓にも。あの日の余韻ごと、ゆっくり味わってもらえたらうれしいです。

ひとりで来た人同士が、ゆるやかにつながって解散する。そんな半日でした。次のソロトリツアー・イベントも、どうぞたのしみにしていてください。

海を眺める参加者の後ろ姿
海を眺めながら、ひとりだけど、ひとりじゃない時間

企画協力:三ツ井 卓也さん(熱海市地域おこし協力隊/旅づくりコーディネーター)
協力施設:たからのはたけ、Choud La mer